2016年8月16日

セナキュア・ニノキュア・クロキュア・ザラプロの違いは?背中や二の腕のぶつぶつにはどれがいい?

今回は、登録販売者として二の腕ブツブツの薬と背中のブツブツのスプレーを紹介したいと思う。

どちらも小林製薬さんの商品でコンセプトと名前が似ているのでその違いについて調べて見ることにしました。

小林製薬といえばお得意のネーミング戦略で、ターゲットとしている疾患とちょっとだけ引っ掛けたネーミングで如何にも薬が効きそうなイメージを引き立てますが、内容はこれといって普通でありきたりのものが多い。そもそもOTCは成分に選択肢がたくさんあるわけではないのでネーミングで差別化しているけど中身はおんなじなんてことはよくあることです。

今回も同じパータンです。

実は、ニノキュアクロキュアはターゲットは違えど中身は同じものです。パッケージが違うだけです。ついでに、セナキュアも同じかと思ったらこれは、全然違いました。

ということで、違いを見ていこうと思う。

ニノキュアは「二の腕のブツブツ」をターゲットにしていますね。二の腕の症状と「キュア」は「cure:治す」から来ているのでしょう。
クロキュアは黒ずみをターゲットにしています。黒ずみを「cure:治す」でクロキュアです。
セナキュアは背中にスプレーする薬で、背中のケア(cure)でセナキュアと推察できます。

どれもブツブツにターゲットを絞っています。この時期(春)にCMをいれるのは、肌の露出が増える夏に向けて売上が伸びてくるので、早い段階で世間へ認知してもらう目的があります。

ニノキュアとクロキュアの違い


実は、どちらも有効成分は同じものです。添加剤も比較したけど同じものなので、パッケージが違うだけです(笑)

ちなみに、説明書の効能効果はどちらも「手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌」になっています。

パッケージは「二の腕のブツブツに」とか、「肘やかかとの黒ずみに」とかの専用薬みたいな感じになっているけど、そんなことないです。

成分(100g中) 分量
尿素 20
トコフェロール酢酸エステル 0.5
グリチルリチン酸アンモニウム 0.5

成分みてまず思ったのが「ハンドクリーム!?」です。まぁ、効能効果にも「手指の荒れ」と書いてあるのでハンドクリームとしても使えるわけですが、逆に、考えるとハンドクリームを二の腕や黒ずみに塗っても同じ効果が期待できるのではないでしょうか?

ということで、ハンドクリームの成分もみてみる。

フェルゼアHA20クリーム
成分・分量(1g中)
尿素:200mg
グリチルリチン酸二カリウム:5mg
トコフェロール酢酸エステル:5mg

効能・効果
手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌

ねっ、ハンドクリームと同じでしょ。グリチルリチン酸が微妙に違いますが、ほとんど同じです。効能効果の欄も同じことが記載されています。

恐らくだけど「さめ肌」ってところを拡大解釈して「ブツブツの治療薬」としているのではないでしょうか?

成分を見る限りではグリチルリチンやトコフェロールはサブ的なものでブツブツへの効果として主となるのは尿素です。この尿素が20%配合されている商品であればニノキュアやクロキュアでなくても同じような効果が期待できます。

ちなみに、ニノキュアは1本30gで、クロキュアは1本15gです。ニノキュアの方が2倍の量があるのですがAmazonでお値段を比較してみると、値段は同じくらいです。購入を検討するのであればニノキュアを購入したほうが断然お得でが、もっとお得なのがハンドクリームの購入です。

ツボタイプのハンドクリームは大容量なので、二の腕にしばらく続ける量を確保するのであればツボタイプのハンドクリームがおすすめです。
先程紹介したハンドクリームのフェルゼアHAは資生堂がだしてるだけあってちょっと高いので、安価なメンタームのものを紹介しておきます。

有効成分は
成分・分量(1g中)
尿素:200mg
グリチルリチン酸二カリウム:5mg
トコフェロール酢酸エステル:5mg

有効成分はフェルゼアHAと同じですが90gも入ってお値段は半分くらいです。クロキュア1本15gと同じくらいの値段で90gも入っているので、是非とも成分を見比べてみて下さい。

ザラプロとニノキュアは毛孔性苔癬に効くの?


二の腕のブツブツといえば、おそらく「毛孔性苔癬」だとおもいます。「毛孔性苔癬」は原因不明で毛穴のつまりからブツブツする疾患です。ステロイドや抗真菌剤での治療は意味がありません。治療は尿素やサリチル酸ワセリンなどで毛穴のつまりをとることです。あくまでも対症療法であり根治療法ではありません。また、毛孔性苔癬は美観を損なうということを除いてはほっておいてもさしつかえることはありません。

過去に皮膚科にいったときにはウレパールクリーム10%を処方してもらいました。子どもも毛孔性苔癬と診断されたけど年齢とともによくなるので治療の必要はないといわれています。思春期に入りブツブツが気になるようなら受診するといいというアドバイスをいただきました。

治療は尿素クリームがメインなので市販薬でも十分対処できます。もちろん、ザラプロやニノキュアでもかまいません。

ただ、尿素クリームは激的に効くわけではないので最低でも1ヶ月くらいは続ける必要があるようです。

1ヶ月つづるとなるとある程度の量が必要になるのでザラプロやニノキュアを使うよりは上位で紹介した安いハンドクリームで十分です。毛穴のつまりが原因ならディフェリンゲル(アダパレン)やトレチノインクリームやベピオゲルとかいいんじゃないのかと思うのですが、そこはよくわからない。

ザラプロとニノキュア・クロキュアの違い


ニノキュアとクロキュアに違いはなく同じものなのでお得なニノキュアをオススメスが、似たような商品でメンソレータムからでているザラプロという商品もあるのでそちらとも比較してみたいと思う。

ザラプロの商品の特徴
「メンソレータムRザラプロ」は、二の腕や太ももなどのサメ肌によるぷつぷつ・ザラザラの症状に着目したOTC医薬品で、 二の腕や太ももなどのぷつぷつ・ザラザラの症状に3種類の有効成分がしっかり効果を発揮。特に尿素には、角質に水分を与え、柔らかくする角質軟化作用があります。
古くなった角質をやわらかくし、はがれやすくする事で、スベスベの肌へと導きます。
ザラプロの商品特徴より(外部リンク)

有効成分(1g中)
尿素:100mg 角質を柔らかくする
グリチルリチン酸二カリウム:5mg 炎症を抑える
トコフェロール酢酸エステル:5mg 血行を促進し、患部の修復を促進

ザラプロは公式サイトに1歳以上で使用できると書いてあるので赤ちゃんの二の腕ぷつぷつにも使うことができます。

二の腕のブツブツにメインになる有効成分は尿素です。特徴的なのが尿素10%配合ということです。尿素が入ったクリームは10%と20%のものがあり用途や使用部位によって使用する濃度が異なってきます。

炎症を抑える成分や血流改善のビタミンEが配合されていますが、これはおまけみたいなものです。ブツブツを改善したいのであれば炎症を鎮めるよりも優先して毛穴のつまりをとることです。詰まった毛穴のしたに皮脂が溜まって肌が隆起してボツボツに見えます。尿素は角質を柔らかくする効果があるので古くなった角質を剥がれやすくして毛穴のつまりをとります。
ザラプロは尿素配合濃度は10%なのに対して、ニノキュアやザラプロは20%配合されています。必ずしも20%が正解とは言い切れないのですが角質除去を目的としてうたうのであればやっぱり20%欲しいところです。保湿であれば10%で十分ですが。

ただ、尿素は濃度が高いと皮膚へ刺激を感じることがあるので、子どもに使うときは10%の方がいい。

ちなみになんだけど、ザラプロは10%で足りないと思ったのか処方を強化して「ザラプロA」という商品をあとから発売しました。
ザラプロAの成分・分量(1g中)
ビタミンA油:5mg
尿素:200mg
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体):20mg
グリチルリチン酸一アンモニウム:5mg

完全にニノキュアを意識して20%にしてますね、さらにビタミンAを追加してお得感もUPです。ビタミンAは肌のターンオーバーを促進し、古い角質が取り除かれるのをサポート します。「ザラプロ」と「ザラプロA」ではamazonの価格を参考にすると処方強化されている「ザラプロA」の方が安価なので、購入するなら「ザラプロA」ですね。ちなみに、ニノキュアよりもお得です。

背中・デコルテのボツボツ治療薬のセナキュアって何?


新商品でCMやってるセナキュアについて調べてみることにします。

成分 分量
サリチル酸 0.5g
エタノール 22.84g
アラントイン 0.2g

効能・効果
にきび


何この斬新な処方(笑)

斬新な商品だけあって、処方も斬新ですね。調べてみてわかったのが斬新な商品だと思いきや過去に小林製薬から発売されたアクネージアニキビ薬と同じ処方です。だから、過去の商品のリニューアル品ですね。ついでにいうとメンソレータムのシリーズでアクネス25メディカルミストも同じ処方です。

既存品はニキビをターゲティングしていますが、リニューアルしたことでニキビではなく背中のブツブツにターゲットを変えたようです。ついでにデコルテという流行りワードまで取り入れたようですね。

デコルテとは首から胸元までの部分を指します。夏に向けて露出がふえてくる部分なのでしっかりとケアしておきたい部分ですよね。

では、成分の解説に入っていきます。

液体のスプレータイプだから使える成分が限られているのでしょう。サリチル酸エタノールを添加剤ではなくメインにつかっているのが斬新です。そして、おまけのアラントインです。

確かにサリチル酸は医療用でも使いますが濃度が全然違いますよね。

サリチル酸0.5%ってスゴく少ないけど効果あるのかな?医療用でサリチル酸の外用剤と言えばサリチル酸ワセリンがあります。ワセリンにサリチル酸をまぜたものですね。

既製品では10%と5%があります。医師によってはサリチル酸粉末をワセリンに加えて30%や40%でつかう医師もいます。

おもに足の裏の角質を柔らかくするのにつかいます。ただ足の裏だけでなく手や太ももなどガサガサしてるときはつかったりしますね。これの貼付剤としてスピール膏というのがあるがこちらは50%のサリチル酸製剤ですね。あとケミカルピーリングとかでもサリチル酸をつかいますが50%くらいのをもちいます。

ということで、0.5%っていうのは桁違いにすくないんです。0.5%とか未知数なのでこの量で効くの疑問。

商品説明
①殺菌作用
サリチル酸がブツブツの角質をやわらかくし、毛穴のつまりをとります。
さらにエタノールとサリチル酸の殺菌作用で、原因菌を殺菌しブツブツした肌をすべすべ素肌に改善していきます。
*セナキュアの3つの作用|セナキュア|小林製薬

たしかにサリチル酸は毛孔性苔癬とかにつかって角質を柔らかくして毛穴のつまりをとるけど0.5%で効くのかどうかいささか疑問。あと次はエタノールね。

これも殺菌作用を期待しているようですが濃度22.84%ですか?ちょっと薄すぎませんかね?飲料用のアルコール(焼酎)と同じくらいの濃度しかありません。

といっても濃ければいいというものでもないですけど。

アルコールは手指の消毒には70~80%程度のものをつかうのですが、これは手だからこの濃度に耐えられるのであって皮膚の薄いところに恒常的につかうにはちょっと強すぎます。

アルコールは揮発するときに皮膚から水分を奪ってしまうので使用後はツッパたり、カサカサしたりします。だから、薄めたのですがエタノールの場合は70~80%くらいが一番殺菌効果が高いと言われています。

食品の消毒に使うときのエタノールのデータなんだけど20%とか薄すぎてデータ外になってますよね(笑)
参考リンク:日本食品洗浄剤衛生協会

リンクにアクネ菌のデータではないのですが黄色ブドウ球菌には20%では効かないようです。ニキビの原因菌はアクネ菌だけでなく黄色ブドウ球菌なんかも関係しているので、こちらには無効なので効果はすでに半減。

殺菌に必要なものは至適濃度だけじゃなくって菌との接触時間も大切です。濃度が薄くても接触時間がながければ殺菌が可能な場合がありますが、その接触時間もあまり期待できません。

だって、背中に広範囲にスプレーでしょ?すぐに気化するでしょ。だからといって沢山スプレーしたらいつまでも濡れたままで服が着れません。

最後に、アラントインですが、アラントインを主成分とする医療用の医薬品はありません。アラントインは組織修復とすばらしい効能で傷痕を薄くすると市販薬にはよく配合されています。

そんなに素晴らしいものなら医師も使いたいはずですが、残念ながら処方箋でつかえる薬にはアラントイン配合のものないのです。これはどういうことなのでしょうか。想像におまかせします。

皮膚科を受診したら毛孔性苔癬といわれた

二の腕のブツブツで皮膚科を受診したら毛孔性苔癬って診断されました。二の腕ブツブツっていうとだいたい毛孔性苔癬なんだそうです。残念なことにこの毛孔性苔癬って遺伝するみたいで1歳の娘にも同じ症状がでてしまいました。

小児科はリンデロンVG軟膏を塗れば治るとかわけわからないこと言ってましたが毛孔性苔癬の場合はステロイドを塗っても治りません。

その後、受診した皮膚科では小さいうちは治療しても意味ないので思春期になって見た目が気になるようになってきたらまた受診しなさいっと言われました。多くの場合は30歳をすぎる頃に自然とよくなるという話でしたが、二の腕をみせるピークは10代、20代だとおもいます。その時に必要であればまた受診することになるでしょう。

もし治療するのであれば尿素クリームのような肌を滑らかにするような薬を使うといわれました。

毛孔性苔癬の原因は結局のところ毛穴のつまりなので、それを考えるとステロイドでは治らないというのはうなずけます。

皮膚の症状で信じるべきは皮膚科だと思うので小児科のリンデロンVG軟膏は無視です。

さて、子供の場合は治療せず経過観察するようですが大人の私にはお薬が処方してもらいました。

治療には尿素が入っている塗り薬をメインで使うのでケラチナミンクリームが処方されましたが、似たようなものにウレパールクリームやアセチロールクリームがあります。

どれも尿素クリームなんだけど使用感でオススメは圧倒的にアセチロールクリームです。作ってるメーカーがポーラファルマなので化粧品にも精通するメーカーで、使い心地がダントツでなめらかです。アセチロールはケラチナミンクリームやウレパールクリームのジェネリックなので薬局で希望すれば変更することができますが、都合よく置いてある薬局はほとんどないでしょう。取り寄せ対応になるか拒否されるかのどちらかです。

ちなみに、アセチロールを1ヶ月ほど試しましたが1ヶ月ていどでは全くと行っていいほど高価が見られませんでした。もっと長いスパンで使用が必要なようです。

毛孔性苔癬にお悩みの方は、根気よく治療しましょう。

二の腕のブツブツでお悩みならピュアルピエがおすすめ


インターネットで二の腕のブツブツについてしらべると一番に登場するのがピュアルピエです。あのスキンケア大学でも紹介しています。

現在はピュアルピエを愛用しています。

ピュアルピエ


これ最近話題の二の腕ぶつぶつのゲルです。

公式サイトはこちら二の腕のブツブ用ケアジェル 【ピュアルピエ】

ピュアルピエはザラプロやニノキュアとは全く違ったタイプの商品です。もし、ザラプロやニノキュアを使用してみてもあまり効果が実感できなかったという人はためしてみるといいでしょう。

ちょっと高いですが私のオススメの商品です。こちらのメインとなる成分はプラセンタです。

尿素のような肌を削るような成分が入っていないので敏感肌の人にも使いやすいです。プラセンタヒアルロン酸がたっぷりなので肌に潤いを与えてくれます。

そもそも二の腕ブツブツになる原因に乾燥があげられます。乾燥などで肌表面のコンディションが崩れてしまった時に、「異常角化」という角質層が柔軟性をうしなって固くなってしまう現象が起きます。そうなると、毛穴が小さく狭くなり、角質が毛穴を塞いでしまい「角栓」ができやすい状態になります。

また、潤いを失った肌は潤いを取り戻すために皮脂をたくさん分泌します。

この悪い循環を断ち切るために保湿が必要なんです。

肌を適切に潤してあげることでバリア機能を高めて肌の調子をよくすることで古い角質を一定以上の潤いは皮膚にとって大切なバリアの役割を担います。

保湿がメインなので普段のスキンケアの一環として続けていくと効果的です。

より詳しいことは公式サイトで確認ください。

公式サイトはこちら【ピュアルピエ】

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