2017年3月12日

乳房が大きくなる副作用のある花粉症の市販薬がある?

なんかツイッターで話題になっていたネタが有ったのでちょっと紹介してみます。

まず上記の画像からです。この画像はとある市販薬の取扱説明書の副作用の欄をピックアップしたものです。

赤枠のところに"女性化乳房"と"乳房が大きくなる"って記載されているでしょ?

男性は、女性みたいなおっぱいに、女性はおっぱいがおおきくなるという副作用です。

ドラッグストアで気軽に購入できる市販薬にこのような副作用があるなんて驚きですよね。登録販売者の試験にこのような副作用は登場しなかったので驚きです。

さっそく何の薬なのか調べてみることにした。

で、分かったのが話題の商品は"アレジオン20"のものでした。テレビCMもして大々的に売り出している商品なので余計に衝撃ですよね。

せっかくなので他の抗ヒスタミン薬でも同様の副作用がないのかどうか調べてみましたが、アレグラFXやクラリチンEXなどには同じような記載はありませんでした。

アレジオンと同じ成分であるエピナスチンの商品には同様の記載がみられるだけです。

ちなみに調べ方なのですが厚生労働省の独立行政法人である医薬品医療機器総合機構(Pmda)が運営する医薬品の添付文書がすべて収載されているサイトがあるのでそこで"女性化乳房"で副作用検索をかけて調べました。

>>一般用医薬品・要指導医薬品 情報検索 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

市販の抗ヒスタミン薬で引っかかったのはエピナスチンを含むものだけでした。他のカテゴリーの薬ではエパデールにも同様の記載"女性化乳房(男性にみられる女性のような乳房)"が見られるようですね。

花粉症のくすり(抗ヒスタミン薬)の副作用といえば"眠気""口渇"ですが、これは起こる可能性が多いものです、0.1%未満とか頻度不明なほど少ない事例なんかをもっと詳しく見てみると上記の副作用が登場するようですね。

ちなみに、

この副作用をみてバストアップとか考えたらダメですよ。あくまでも副作用です。そして医療用のアレジオン錠20にも同様の記載が見られるのですが"頻度不明"と記載されてます。添付文書上で頻度不明とされているものは"市販後に追記した副作用で投与した患者の母数が不明のため頻度情報がないと(「頻度不明」と記載される)されます。"

症例数がわかればいいのですが書いてありませんでした。メーカーに問い合わせれば教えてくれるのかもしれない。

市販薬ではないのですが、医療用のセルテク錠(オキサトミド錠)は女性化乳房の副作用でわりと有名なようです。

セルテクトは他の抗ヒスタミン薬とくらべて弱いながらも抗ドパミン作用があるようで、めったにないけど、抗ドパミン作用による錐体外路症状(筋硬直や振戦など)、内分泌異常の副作用が記載されていています。

内分泌異常とは、男性の女性化乳房、女性の生理不順や乳房痛、乳汁分泌などがあります。長期に使用するときはこの辺ちょっと気をつけたいです。

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