2016年10月9日

処方せん毎日250枚も受けるんだから新しいプリンター購入すればいいのに

現在働いている調剤薬局では1日250枚もの大量の処方箋を応需します。

しかも内科で種類も多くそのほとんどが30日処方です。風邪の処方箋も多くあるから単価は少し下がるけど、それでも1枚あたりの粗利はだいたい3000円くらいあります。

簡単に1日の粗利を計算してみると250枚×3000円=75万円です。

1日75万円ですよ?ここから人件費や家賃を引いてもまだまだ沢山残りそうなものです。だから、必要であれば備品とかどんどん買って許されるような気がしてしまいますが、うちの薬局長は節約志向が強くて贅沢なことはしません。

もうねぇ、薬局内の備品が何から何までボロボロで手作り感満載です。輪ゴム入れやゴミ箱が薬の空箱を利用しているのは言うまでもない。

マウスパッドやデスクマットは劣化して硬質化してグニャグニャだから水平に文字を書くことができない。
こういうやつね。安いんだから新しくして欲しい。

電卓も製薬メーカーからもらったやつで小さくて押しづらい。電卓なんて1個1000円くらいなんだから、ボタンが大きくて押し間違いないやつ買えばいいのに。

関連記事:薬局のシュレッダーが激遅いんだけど!ホント時間の無駄!

これだけ処方箋がきているのだから少しくらいは設備投資をしてもいいのではないでしょうか?

ちなみに、今一番欲しいのが薬袋プリンターです。

とにかく年季の入ったプリンターで1日に数回必ずつまります。そして、一度へそを曲げてしまうとしばらく印刷できなくなります。

薬袋プリンターは調剤薬局のなかではレセコンの次に重要な主要部位だとおもう。ここがとまってしまうと、調剤薬局の業務全体がストップしてしまいます。

1日250枚もの処方箋をさばく薬局だと1回15分とまっただけでももう大変です。待合室でまつ患者さんの数はどんどん増えていくけど、薬袋がでないと薬剤師5~6名はできることがないので手持ち無沙汰に見守るしかありません。

時給3000円の人間を6名15分待機させたらそれだけで4500円相当の損失です。これだけでも古いプリンターが人件費を如何に無駄にしているのかが伺える。

古いプリンターをずっと使い続ける理由としてはバカ高い保守契約しているという理由があります。保守契約していると電話すると原則当日中に駆けつけて修理してくれるから、買い換えないで延命措置が簡単にできてしまうのです。

手間はかかるけど無料でなんとかなってしまうから買い換えるという発想に至らないのです。でも、修理はあくまでも延命措置で少し立ったらまた同じように印刷できなくなり、その繰り返しで従業員のフラストレーションと患者の待ち時間は高ぶるばかりです。修理しても繰り返し詰まるなら全体的にパーツが劣化してすり減っているから機器の寿命なんです。

どこかで諦めて新しいプリンター買いませんか?

だって、1日75万円の粗利があるんでしょ?プリンター買って快適になったら業務が円滑になるから十分にペイできる範疇だと思う。

ちなみに薬袋プリンターでよくみるのは「リコー IPSiO GXe 5500」かな。
amazonでみると5万円くらいです。思っていたよりも全然安い。業務用に耐える使用のものだからもっと高いとおもったけど、そうでもない。

これなら予備にもう1台セットしとくのも全然ありだと思う。1日250枚クラスの薬局にそもそも薬袋プリンター1台ではこころもとない。止まったら仕事にならないのだから2台並列で使うと安心じゃないですか?最初はこんなにくると思ってなかったから1台編成だけど、デイリーで200枚超えてきら1台編成は見直したほうがイイと思う。

なんども言うけど、1日処方箋250枚分もの利益があればこんなの何台でも買える。

ついでにもう少し書く。

プリンターだけではありません。分包機や軟膏練機だって10年前のもの使ってないで、買い替えればいいのにっておもう。新しいのほうが効率よく使えるんでしょ?聞いたら200万円くらいって聞きました。

5年に1回くらい買い換えられるでしょ。

おまけ

1日250枚の薬局は大儲け?


調剤薬局の収入は99%処方箋の枚数に依存します。残りの1%はOTCです。だから、処方箋の枚数が多ければ多いほど収益性は高いのは言うまでもない。

ココからは私の妄想であんまり根拠はない話ですが、1日40枚~50枚の薬局は経営的にギリギリだと思うんです。働いている人たちはお給料もらえるからイイだろうけど、経営者に残る利益はごく僅かです。

このクラスの小規模薬局を10店舗運営している会社よりも、250枚クラスを1店舗運営している方が全然儲かっているとおもう。

10店舗の方が合計の枚数は多いけど、当たり前だけど、10店舗だと必要経費もムダも多い。それぞれの店舗で家賃払わないといけないし、レセコンや分包器なども店舗ごとに必要。事務員も店舗で1人は必要です。薬剤師の休みの日には代理の薬剤師を入れないといけない。

それを1店舗に集中した薬局はいかに効率がいいかわかる。このクラスの薬局を1つもっている経営者はもうウハウハだろうなと勝手におもってる。

薬局の第二の収入源


処方箋を調剤する技術料以外にも薬局にはもうひとつの大事な収入源があります。それは「OTCです。」と言いたいところですが、全然違います。

調剤薬局のOTCは手間ばかり増えて収益性は薄いです。だって、処方箋1枚の粗利が3000円でしょ?ロキソニン1個を説明して売っても粗利は300円にも満たない。薬局の従業員は基本的に処方箋対応で手一杯だからOTCにはあまり力が入れられないのです。調剤薬局のOTCの数が少ないのはそういうわけです。

薬局の人ならご存知、第二の収入源といえば薬価差益ですよね。

薬価差益というのは、患者にわたす薬の値段と卸から仕入れる薬の値段の差額です。安く仕入れて、高く売れば儲かるのは当たりませですね。患者への提供価格は薬価といって国が決めた公定価格が使用されます。

デイリー250枚クラスの薬局なら月間の薬の仕入額は1000万円超えるのではないでしょうか?これはメインに応需する処方箋の診療科に大きく依存するので一概には言えません。

薬価差益は税引き後で10%あれば月間100万円プラス収益です。ジェネリック医薬品の推進を頑張れば10%と言わずもっと大きな利益がえることもできます。というのもジェネリックなら50%引きや60%引きといった高い薬価差益が見込めるからです。

オススメ書籍紹介


twitterのタイムラインにたまたま流れてきた書籍紹介なんだけど、気になって購入してみました。
ビジネス用語の解説集です。ホントに身にしみる内容なのでオススメです。せっかくなので一つだけ紹介しときます。
【みなし残業】
残業カットとほぼ同義。
まさにその通りです。薬局業界って「みなし残業」ってシステムが多いような気がします。これのせいで、やたら残業してるけど残業代もらったためしがない。

そのかわりに、すごく残業したら寸志が出ることもありますが当然割に合いません。
商品の説明
内容紹介 全編、ほぼ書き下ろし! けっして、社内では開かないでください。
普通の教科書には書いてない、本書だけが教えてくれるビジネスの真実。その一端は……。

【社外秘】社外に持ち出せば、金になることを示すスタンプ。
【従業員持ち株会】会社の運命と自分の運命を共にする危険なポートフォリオ。
【内部通報制度】まずは、通報者の過去の経歴から調べる制度。
【アジェンダ】時間を無駄にする項目を並べたリスト。
【概算見積り】いつの間にか、正式な見積りになっているもの。
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