2014年12月3日

薬局プリンターのランニングコストについて考えてみた


薬局って毎日すごい量のカラー印刷するんですよね。

ということで、この部分を見直せないかスタッフ一同でプリンターのランニングコストについて考えてみた。
いろんな案が出たのでここで情報共有してみる。

まず、患者1人に対して印刷するもの
・医薬品の説明書 1枚
・薬の袋 1~3枚?
・調剤録 1枚
・薬歴情報 2枚
・領収証&明細書 1枚

この4種類です。

お薬手帳はシールなので今回は省きます。

だから、患者1人で6~8枚印刷します。

1日100人くると600~800枚にも登ります。

これはもうなかなかのコストですね。漫然と印刷されるからあんまり意識しないけど、少しでも安くできるなら安くしたい。

ということで、皆で1つずつ振り返ることにした。

まず、
プリンターの種類からいこう。
印刷物 プリンターの種類
薬歴支援シート 白黒レーザー
藥袋&薬情 インクジェットのカラー
領収証&明細書 白黒レーザー

うちの初期装備は、

藥袋プリンターと領収証プリンターだけで、あとから薬歴支援シート用の白黒レーザー(コピー機兼用)を購入。

以前はカラーレーザの複合機を使用していたが今は白黒レーザーを使用。

まずは、うちが採用しているもののスペックをメーカーサイトで確認してみた。

プリンターの種類 コスト
インクジェット カラー9円、レベルカラー3.9円、モノクロ4.1円
モノクロレーザー 白黒3円、ドラムもいれたら3.9円
カラーレーザー カラー17.3円、ドラムもいれたらヤバイ

ということで、

カラーで印刷するものに関しては断然インクジェットがお得。

さらに、大量に印刷することが前提にあるのであれば業務用の高いプリンターがオススメ。

高いプリンターじゃないと*レベルカラーが自動で切り替わらないみたいで1枚にかかる印刷枚数がぜんぜん違う。

うちのインクジェット調べたらメーカー価格8万だった。プリンターにしては高いけど、

インクジェットのカラー印刷は普通1枚10円かかるのでこれが3.9円となると優秀である。

*レベルカラーって何?
RICOHのよくあるご質問より
レベルカラーとは、印刷する文書の内容に応じてカラー印刷時にインクを調節し、濃度制御を行う機能のことです。
●文字以外のグラフィック、イメージ データのインク量を調整して印刷することができます。
●文書の読みやすさを変えずに、インクを節約して印刷することができます。
●モノクロ印刷レベルのコストでカラー印刷することができます。

カラーのものに関しては、インクジェットを使用しているが、

白黒の文章がメインのものに関してはレーザープリンターを使用している。

白黒に関してはコスト面は若干レーザーに軍配あり。

なぜ文章はレーザーで印刷しているかというと、これはコストというより利便性での選択だ。

白黒レーザーはとにかく印刷スピードが早い

ちなみに、カラーレーザも早いけど、これはコストがやばいので、廃止して白黒レーザーを新たに購入した。

以前使用していたカラーレーザーでも黒色トナーをいれているので白黒印刷は可能で、白黒レーザーと同じコストで印刷できるはずだった。

なぜ廃止にしたかというと、

なぜか白黒しか印刷してないのにカラートナーを交換するという事案が多発したためだ。

そう、つまり白黒印刷でカラートナーが消費されるのだ。

メーカーに聞いてみたらカラートナーは使っていなくても、すぐに印刷できる状態(スタンバイ状態)を維持するために、

少量のインクが滲みでてスタンバイしてるとのこと。

それが、白黒印刷するたびにカラーインクもリロードしてスタンバイをし直すので、そのたびにちょっとずつカラーインクも消費される。

リロードするたびに、ドラムも消費されるので、使用していないカラートナーとドラムも交換するはめになった。

このドラム交換費用と、カラートナー代で、新しいモノクロレーザーが買えるのでいっそ新しいものにしてしまったわけだ。

では、今回見直しで出た案
・藥袋の印刷デザインをかえる→ベタ塗り印刷をやめる
・藥袋を元から印字がある注文藥袋を使用する
・薬情を白黒にする
・領収証と明細書を一体化デザインにする
・支援シートを両面印刷にする
・支援シートの色を薄くする
・支援シートを1枚に2ページで見開き印刷する
・インクリサイクル品と汎用品の検討

いい案ばかりなんだけど、レセコンのソフトに依存する部分が多いのでそれはソフトウェアが対応してないと出来ない。

それを踏まえて実行したこと
・領収書+明細書の一体化デザインに変更
→これはレセコンに既存テンプレがあったので簡単に出来た。

・薬情を白黒にする
→ちょっと見た目がいまいちだったのでカラーのまま

・支援シートの色を薄くする
→プリンターの設定にトナー節約モードがあったのでモノクロレーザーで印刷はすべてこの節約モードで印刷

・支援シートを両面印刷にする
→もともと裏紙として使用しているので両面印刷の必要なし

・インクの汎用品とリサイクル品の検討
→これが一番のメイン細かく説明する


インクの汎用品とリサイクル品の検討


まずは、

インクやトナーには、メーカー品汎用品リサイクル品と3種類あることを知ってもらいたい。

ランクを付けるとしたら、A級:メーカー品B級:汎用品C級:リサイクル品ってとこだ。

メーカー品の別名は純正品です。高いけど、一番安心感があり、プリンターが詰まってもメーカー保証で対応してくれる。

汎用品の別名は互換インクといい、メーカー品と同じ形で互換性があるインクです。
別のメーカーが安く作ったもの。医薬品でいえば、ジェネリックに該当するものですね。
安いのが特徴だけど、形は同じでも中のインクが違うので品質が同じとは限らない。
また、プリンターが壊れたときに保証がきかないかもしれない。

リサイクル品は、使い終わったメーカー品のカートリッジにインクを詰めなおして販売したものだ。
当然、純正品のメーカーが再充填するわけではなく、別の会社がつめて販売したもの。
やはり、安いのが特徴だけど、中古品だから漏れるんじゃないかと心配になる。
メーカーの保証がきかない場合がほとんどだ。

汎用品とリサイクル品の大きな違いは、

汎用品は新品のインクだ。リサイクル品はいわゆる中古品だ。

新品に安心感を覚えるのであれば、汎用品がいいだろう。


今回とった対応


まずインクの販売会社との契約だ。色んなインクをとりそろえている業者があって、

薬局に来て、純正、リサイクル、汎用品の見積もりを用意してくれた。

ちなみにリサイクル品が一番やすかった。

契約すると無料で配送と回収を行ってくれる。

で、どのインクを選んだかというと、

藥袋プリンターは汎用品を使用して、白黒レーザーはリサイクル品を使用することとなった。

藥袋プリンターはとても高価なものなので、中古品を使用するリスクを犯すことはできないと判断。

逆に白黒レーザーは、本体価格が2万以下なので、つまったり、ベルトやドラム交換になったら買い換えればいいという発想だ。

いつも使っているものでも、

一度振り返ってみると面白い発見があるかも知れない。

今回は、リスクはあるもののインク代を削ることができ、

コスト削減をすることができたと考えられる。