2014年10月15日

シダトレン舌下液の処方箋の書き方と入力方法


いま注目の花粉症の薬シダトレン舌下液が発売されましたが、

いかんせん特殊な薬なので、入力方法や処方箋の書き方はどうなるのでしょうか?


シダトレン舌下液とは


スギ花粉成分が入ったスプレータイプの薬で、

スギ花粉成分を舌の裏側に毎日スプレーすることでスギ花粉を克服することができるお薬です。

最初は少ない量でスプレーして徐々に回数を増やしたり、濃いものに変更したりします。

だから、

処方箋の書き方が特殊だし入力方法も変わってくる。

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使い方


服用量は増量期(最初の2週)は日によって使う量が違う。

ちなみに1プッシュは0.2mlのこと

▼▼服用量▼▼
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
1週目 200JAU/ml 1プッシュ 1プッシュ 2プッシュ 2プッシュ 3プッシュ 4プッシュ 5プッシュ
2週目 2000JAU/ml 1プッシュ 1プッシュ 2プッシュ 2プッシュ 3プッシュ 4プッシュ 5プッシュ
3週目以降 2000JAU/ml(1包1ml) 1包 1包 1包 1包 1包 1包 1包

大きく口開けて、舌の下に1日分をスプレーする。

スプレーした後は2分間は舌の舌に薬液を入れたまま待機。

そしてゴックン。

5分はうがいや飲食は禁止。

個包装の場合も同じで舌の下に1包(1ml)を滴下して2分保持してゴックン。


処方箋の書き方


処方例(1週目)
シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル(10mL 1瓶) 1瓶
1日1回 7日分

処方例(2週目)
シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLボトル(10mL 1瓶)1瓶
1日1回 7日分

処方例(3週目以降)
シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLパック 1包
1日1回 7日分


薬局で処方箋を受け付けたら


シダトレンは全ての医師が処方できるわけではなく、シダトレンの舌下免疫療法の講習を受講修了医師じゃないと処方できないそうです。

もし、薬局が処方箋を受け付けた場合は、処方医が受講を終了した医師かどうかを確認しなければならない。

この確認は、

シダトレン登録医師確認窓口 確認用サイト(外部リンク)

こちらで確認することができる。

ホームページから確認できるけどログインしないとできないみたいで登録が必要です。

急ぎの場合は電話でもいいみたいで、コールセンターの番号が記載されているのでそちらで確認できます。

確認がとれた処方できます。


処方せんの入力方法


剤形によって請求方法が異なるの剤形ごとに把握する必要があります。
シダトレンスギ花粉舌下液のボトル
→内服用滴剤

シダトレンスギ花粉舌下液の1mlパック
→水剤

ボトルの場合
ボトルタイプのものは内服用滴剤に該当するため、
ラキソベロン内用液と同じ入力方法になります。

日数にかかわらず1本だすごとに内服用滴剤の調剤料を算定します。

うちのレセコンくんの入力方法は、
シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル 1瓶
内滴(内滴調剤料×1)
コメント:1日1回 7日分

用法を内滴にして細かい用法はコメントで補う形になる。

内滴の詳細についてコチラ:内滴調剤料(過去記事)


パックの場合
ややこしいことにパックだと水剤になるので内服薬と同じ扱いになり内服調剤料を算定することになる。
シダトレンスギ花粉舌下液(1ml瓶/包)1包
1日1回 7日分

普通のシロップ剤と同じで、内服調剤料7日分を請求することになる。

あまり考えられないけど、

他の錠剤と一緒に出たときは、錠剤と液剤は別々に調剤料別に算定できるのでわけて入力する必要がある点も注意したい。

疑義解釈
質問
シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル(10mL 1瓶)及び2,000JAU/mLボトル(10mL 1瓶)の請求方法はどのようにすればよいか。

答え
本製剤は、増量期の投与にあたって1週間分を1瓶として処方されるものであるため、1瓶あたりの額を用いて薬剤料の点数を算定するとともに、用法等を以下に示す例を参考に記載すること。
なお、調剤レセプトの場合は内服用滴剤として請求すること。
例)
シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル(10mL 1瓶) 1瓶
1日1回7日分42×1
シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLボトル(10mL 1瓶)1瓶
1日1回7日分101×1


保管方法


個包装のパックも冷蔵庫保管で子供の届かないとこに保管。
増量期のボトルはキャップをして保管袋に入れて立てて保管。


薬価


シダトレン舌下液200JAU/mLボトル(10mL)
1瓶:421.10円

シダトレン舌下液200JAU/mLボトル(10mL)
1瓶:1006.60円

シダトレン舌下液2000JAU/mLパック(1mL)
1包:100.80円

つまり最初の4週の薬剤料は、

1瓶 + 1瓶 + 14包 で2838.9円

意外と安い。

維持期の4週分の薬剤料は、

28包で2822.4円

意外と安い。

薬剤料だけなのでこれに薬局の調剤料や診察料が加わる。また上記の値段は自費(100%)の値段だ。


シダトレン舌下液が使用できる年齢


医薬品の添付文書には、成人及び12歳以上の小児への使い方が書いてある。

つまり使用できるのは12歳~ってことですね。ついでに高齢者への注意点も書いてある。
65 歳以上の高齢者に対する使用経験はない。一般に高齢者では免疫機能及びその他生理機能が低下しているため、本剤による十分な治療効果が得られない可能性や、副作用がより重篤となるおそれがあることから、投与の可否を慎重に判断すること。

だそうです。だから、たぶん65歳以上の高齢者には病院が使用することはほとんどないと思う。

つまり適用年齢は12歳~64歳ってこと。