2015年6月1日

EXCELで薬剤料の自動計算


前回のexcel講座が意外と好評だったので第2弾です。

第一弾はコチラ
関連記事:レジ金計算まだ手動でやってるの?

今回は調剤報酬の薬剤料の自動計算機を作成したいと思うけど、

先に言っておきますが、自動計算機を作ったとしてもこれを実務で使うことはありません。

ちょっとした調剤事務のエクセルの練習だとおもって作ってみてほしい。

薬剤料の計算方法も簡単に説明するので薬剤料の復習にもなるとおもう。

関連記事:薬剤料の計算方法

薬剤料は所定の単位ごとに計算する。

その所定の単位が「剤」で、飲み方ごとのまとまりを「剤」と数える。

たとえば、

処方例
ロキソニン 3T
ムコスタ 3T
毎食後 10日分

これは2種類の薬があるけど「1剤」ね。

処方例2
ロキソニン 2T
朝夕食後 10日

ムコスタ 3T
毎食後 10T

これはさっきと同じ2種類だけど「2剤」ね。

飲み方が違うからだ。

薬剤料を計算するときにはこの剤のまとまりでみていく。

まず「1剤」の「1日薬価」を計算して、それを五捨五超入してから日数倍にしてやる。

五捨五超入とは、
五捨五超入とは5を少しでも超えたら切り上げるという考えだ。

薬価計算のときは小数点第一位を五捨五超入する。

たとえば、

1.5点までは「1」
1.5点をちょっとでも超えたら「2」


つまり、1.5000001を五捨五超入すると「2」なる。

四捨五入との違いは「5ピッタリ」を切り上げるか切り捨てるかの違いだけですね。

あー、前提だけでこんなに長くなってしまった。

では、エクセルを作っていきましょう。

①今回のベースはコチラです。

上の、薬品名、錠数、日数、薬価を手動で入力すると薬剤料を計算してくれます。

そのためには、下の4つの空白に計算式を入れていきましょう。
②1日薬価の計算式
1日薬価は1日錠数×1錠薬価です。
よって、1日薬価の空欄に「=C3*E3」と入力しましょう。
③1日薬価は「単位:円」なのでそれを「単位:点」になおしてあげます。

ちなみに、1点10円です。

よって、さっきの1日薬価を10で割ってあげます。

1日点数(仮)の空欄に「=B6/10」と入力しましょう。

(仮)としたのは、1日点数は正確に言うと五捨五超入したあとのものなので(仮)にしてあります。

つぎは、いよいよ五捨五超入ですね。
④五捨五超入しよう。
今回は関数を組み合わせて使うのでちょっと複雑です。
四捨五入ならROUND関数ってので一発でできるんだけど、五捨五超入って普通は使わないですよね?

たぶん薬剤料の計算以外には世の中に登場しないのではと勝手に思っています。

そんな五捨五超入だから、これ専用のEXCEL関数は存在せずに、自分で作ってあげます。
つかうのは、IF関数とINT関数です。

IF 関数とは、
指定された条件を評価した結果が TRUE の場合はある値を返し、評価した結果が FALSE の場合は別の値を返します。IF(論理式, [真の場合], [偽の場合])の形もちいる。

言葉でいうと、

もしもなんとかなら、◯で、違うなら✕」を表示みたいな感じで使う。

INT関数とは、
指定した数値を超えない最大の整数を返します。INT(数値)の形で用いる。

正確にはちょっと違うんだけど、大雑把に言うと数字の整数部分だけをとりだすってこと。

これを組み合わせて1日薬剤料の空欄に「=IF(B9-INT(B9)>0.5,INT(B9)+1,INT(B9))」と入力下さい。

これの意味を見てみよう。

もしも、B9の小数部分が0.5よりも大きければ整数部分+1を表示して、0.5以下ならばそのままの整数部分を表示。

これで五捨五超入の意味と同じになりますよね。
⑤1日分の薬剤料をだしたら日数分等倍して完了です。
日数分薬剤料の空欄に「=B12*D3」と入力下さい。

まとめ
作ってみて気づいたが1薬品しか計算出来ない。
薬品名を複数個いれられるようにするのは簡単だから自身で試してみて欲しい。

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